コロナ禍、感染症対策、人手不足などなど、ちょっとストレスが溜まっていたり、心がざわついていたり。。。。しませんか? 心にゆとりがない状態が続いていませんか?
たぶん、おそらく、コロナ禍中の日本全体に言えるのかなぁと思います。
ある調査結果を耳にしました。
「日本」「中国」「イタリア」「イギリス」「アメリカ」の5か国で『コロナに感染するのは自業自得』と考える人の割合がダントツで高い国は、日本がトップだそうです。
(日本11.10%・中国4.83%・イタリア2.51%・イギリス1.49%・アメリカ1%)
『自業自得とは全く思わない』と答えた人の割合は、他の4か国は60~70%台だったのに対し、日本は29.25%という調査結果だそうです。(大阪大学 三浦麻子教授らの研究より)
最近「自助努力の促進」という言葉をよく耳にします。社会保障費の抑制を図るためなのかなと思います。
例えば『健康ゴールド免許』。健康管理に一生懸命に取り組む人の医療・介護の自己負担割合を軽減しよう!という動きです。たぶんおそらく『健康=自己責任』っていう考えが根っこに見え隠れしてます。少なくとも、あたしはそう思っています。
でもちょっと???です。社会保障の基本は「公助」「共助」のはず!
病気になって困っているのに、自己責任だ。自業自得だ。自己管理を怠ったいけない人だと認識するの?
例えば、生活習慣病は「外部環境要因」「遺伝要因」「生活習慣要因」の3つがそろったときに発症するもの。自分ではどうすることもできない状態を元々持っていたりするわけです。
それなのに自己責任なのですか? なんか変だと思います。
社会保障つながりで、貧困もそうです。怠けている人が貧困に陥っているのではなく、働いても貧しいワーキングプアーの実情。そもそも、自分ではどうしようもない状態にある人々に『自助』しっかりね!なんて『ふくし』に携わる者として強烈な違和感を覚えます。
『ふくし』ふつうに暮らす幸せ。ふつうは人それぞれ。その人らしく、その置かれた環境で自分らしく暮らせる幸せを本人が実感できる。違いを比べるのではなく、違いを認め合いながら。
そんな世の中になるよう微力ながら突き進んでいきたいなと思うクリスマスイブなのでした。
クリスマスって、なんとなく優しい気分になりませんか? そんな瞬間に周りをみてみると、今までとは違った世界が見えるはずです。
。・:*:・゚Merry Christmas♪
クリスマス会での、職員さんによるハンドベルの演奏をお聴きください。とても優しい響きですよ。
特別養護老人ホーム諏訪苑 定員30名
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