7月14日は、あま福祉会の所在地である北分区の大祭りでした。
4年に一度の大祭りなのですが、前回斎行されなかったため、5年ぶりの斎行となりました。
諏訪苑は、小高い丘の上にあります。坂が長く、勾配も急です。そんなところをお神輿が上がってきてくださいました。
敷地内の駐車場で、疲れも見せずに、お神輿が暴れまくるのを、ご利用者のみなさん、職員も声をあげて喜んでいました。
そしてなんとΣ(゚艸゚〃) 道中神楽の「後祓い」登場!!
氏子さんや神輿の担ぎ手さんの掛け声で、華麗な舞を披露してくださいました!! みなさん大変な喜びでした。
2年前の夏(平成26年8月)海士町と島根総合福祉専門学校が、福祉分野で交流・連携する協定を結びました。
協定の内容は、専門学校の学生が海士町内の介護、福祉施設で交流研修を行ったり、介護福祉士実務者研修(通信)スクーリングを海士町で開催したりするほか、海士町の福祉施設で就職することを条件に授業料を免除する入試制度の活用なども含まれます。
8月8日~8月10日。その一環として、学生さんが海士町を訪れての体験交流会となりました。介護科6名・児童福祉科6名、先生2名です。
海士町内の福祉施設職員と学生さんたちとの顔合わせ。
翌日の体験実習をスムーズに行うため、お互いの顔を知るといった目的で。
専門学校側からのご提案です。
海士町の玄関。菱浦港にある舟小屋でBBQです!
学生さんたちの、お目当ては。。。。。。。
なんと言っても、ブランド牛『隠岐牛』です!
新鮮な魚介類。今が旬の白イカにサザエ。
わー! サザエだ。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。と歓声が
あがり、「どうやって食べるんですか?」の声に、サザエ食べ方講習の始まりです。
画像では、大きさが分かり難いですが、コンロの幅いっぱいの大きさのアジ。
「えー! カツオをBBQするなんて、初めて!」と先生。
「。。。。。。。。アジなんですけど」
隠岐牛の登場!!
みなさん、テンションMAXな感じでコンロを囲んでいました。
9日。児童福祉科の学生さん6名は、けいしょう保育園へ、介護科6名の学生さんは、特養ホーム諏訪苑とグループホーム諏訪苑で体験実習をおこないました。
3名で一組となり、午前午後で特養とグループホームに分かれて、実習開始です!
特養では、トランスファー、福祉用具を活用してのケア体験、床走行式リフトの体験。グループホームでは、認知症高齢者とのコミュニケーションや調理について実習をおこないました。
専門学校やカリキュラムに含まれた実習では、体験できないことをメインに実習をおこないました。
特養では、人の動き。例えば、立ち上がる時に、人はどう動くのか。額に指一本。あてられただけで、人は立ち上がれなくなります。
身体の側面を壁などにぴったりとつけると、そうでない側の足を上げることはできなくなります。
こういった状態で無理にケアを行えば、ご利用者に痛みや不快感を与え、結果2次障がいと言われる、拘縮や身体の歪みを招き、意欲低下による廃用症候群につながる事を体験してもらいました。
グループホームでは、コミュニケーションの難しさと大切さを体験してもらいました。
実習終了後に、振り返りとして皆さんに感想を述べていただきました。
細かな配慮をするしないで、快適・不快が別れることに驚いた。 ご利用者はもちろん、介護する側も楽(負担なく)に出来る方法を考えていくことの大切さを体験できた。 福祉用具や福祉機器。使うと便利だし、お互いが笑顔になれることは、体験してわかったけど、時間がかかるし、活用が難しいと感じた。人手不足の中、尚更だなと感じた。などなど。
専門学校の学生さんを受け入れたとき、必ずする質問があります。
「介護の仕事って何するの?」って聞かれたら、なんて答える? です。
何年も専門学校の学生さんの、体験実習の受け入れをしていますが、この質問をしたときの、学生さんの反応は同じです。
「。。。。。。。。。。。。。」 顔を伏せ沈黙。
「出来ないところをお世話する」「食事介助」「入浴介助」。。。。とポツポツと言葉が出てきます。
「でも、それって、介護の一部じゃないかな?」と問い返すと「。。。。。。。。。。。」
でも、実習が終わってからの振り返りで、介護について気づきがあったと話される学生さんをみると、無性に嬉しくなります。
答えをここで明かしてしまうと、今後使えなくなってしまうので(笑)、内緒です。知りたければ、体験ツアーに参加してみてください。
こういった、体験実習で得られた気づきや、目からウロコ的なことを胸に留めながら、介護福祉士として現場で実践してくれたら、どこの職場で働いていようが、すごく嬉しく、テンションが上がります。また、誇りに思います。
これ。なんだかわかりますか? 体験実習のとき、学生さん達に見ていただきました。
「ねえねえ。これ何に使うか、いやいや使っていたかわかる?」
「わからないです。」「うーん。想像もつかない。」
そうだと思います。介護保険制度になる前から、介護に携わっている方ならお分かりになると思います。
実はこれ、食事介助用テーブルなんですΣ(゚艸゚〃)。
テーブルの円周部分に窪みが4箇所ありますね。そこに、ご利用者が座ります。
そして、真ん中のえぐられた部分に介護職員が入ります。
どうです!? お分かりですね。一人の介護職員が4名のご利用者に対して、食事介助をするためのテーブルなんです。
昔は、こんなのが使われていたんですね。言葉は悪いですが、食事ではなく『給餌』です。
昔といっても、わたしが、福祉会にお世話になった12年前は実際に使われていました。
『介護って何するの? どんなお仕事なの?』 どのように答えますか?
8月27日。第21回キンニャモニャ祭りのパレードに参加しました。
海士町の玄関口。菱浦港キンニャモニャセンター、通称『キンセン』周辺で開催されます。
前日は、午後からお天気が崩れ、予定されていた前夜祭は場所を変更し、スカイランタンは中止となりました。
明けて、当日の27日は、残暑を感じさせないくらい、爽やかな天候に恵まれ、例年ならパレードで汗だくとなるところ(1時間近く、しゃもじ持って踊り続けるんですよ)、涼しく気持ちよく、踊ることができました。
今回も、島内外から1000人を超える参加者でのパレードとなり、大盛況な開催となりました。
毎年参加していて感じますが、各団体のパレードへの入れ込みように目を見張ります。
仮装に力を入れるところ、踊りにアレンジを加えるところ、本道の踊りを極めようとするところ。
パレードのコンテストがあることにも寄るんでしょうが、なんだか毎年楽しみです。
あま福祉会は、なに狙いではありませんが、静かに何気なアピールを地味に続けていきます。
昨年度から、海士町の福祉人材確保として、海士町とNPO法人Ubdobe(ウブドべ)さんがプロジェクトを行っています。
関係者との打合せを兼ねて、Ubdobeのスタッフさんが、福祉会に加わり、パレードに参加してくださいました。
スタッフといっても、普段は介護職員として、働きながら、お休みを潰して、活動をされています。
その本気度には頭が下がります。
感謝です。
パレードが終わった後は、花火見物です。打ち上げ花火と水上花火の競演。
画像でお分かりいただけると思いますが、距離感が半端なく近いです!!
故に、迫力といったら他の大花火大会に負けず劣らず。いや、私は他のどこの花火より優っていると思います。迫力と、夏の終わりを告げる風情。動と静。
まだ、キンニャモニャ祭りに出会っていない皆様は、来年お待ちしています。
規模は小さいかもですけど、素敵なひと時を過ごせる花火見物になると思いますよ。
特別養護老人ホーム諏訪苑 定員30名
諏訪苑短期入所生活介護事業所 定員15名
グループホーム諏訪苑 定員 9名
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